MENU

【最新版】SNS監視ツールおすすめ12選を徹底比較!選び方から料金まで解説

  • URLをコピーしました!

SNSでの炎上リスク対策や、顧客の声をマーケティングに活かすため、SNS監視の重要性は年々高まっています。しかし「どのツールを選べばいいかわからない」「費用対効果が不安」といった悩みを抱える担当者の方も多いのではないでしょうか。本記事では、SNS監視の基本から、失敗しないツールの選び方、そして【炎上対策】と【マーケティング】の目的別に厳選したおすすめツール12選を徹底比較します。SNS監視を成功させる結論は、導入目的を明確にし、最適な機能を持つツールを選ぶことです。料金相場や無料ツールとの違いも解説するため、この記事を読めば自社に最適なSNS監視の方法がわかります。

目次

SNS監視とは 企業に求められる理由と目的

SNS監視とは、X(旧Twitter)やInstagram、Facebookをはじめとするソーシャルメディア上に投稿される膨大な量の口コミや評判をリアルタイムで収集・分析する活動のことです。広義には「ソーシャルリスニング」とも呼ばれますが、SNS監視は特に企業に対するネガティブな投稿や炎上の火種を早期に発見する「守り」の側面(リスクマネジメント)に重点を置く場合に多く使われる言葉です。一方で、顧客のニーズや本音(インサイト)を収集し、商品開発やマーケティング戦略に活かす「攻め」の側面も持ち合わせており、現代の企業活動において不可欠な要素となっています。

なぜ今SNS監視が必要なのか

スマートフォンの普及により、誰もが情報の発信者となれる時代になりました。個人の発信が瞬く間に社会全体へ広がるSNSは、企業にとって大きなビジネスチャンスをもたらす一方で、これまでになかった新たなリスクも生み出しています。このような環境変化が、SNS監視の重要性を飛躍的に高めているのです。

SNS炎上による企業リスクの増大

SNSの持つ圧倒的な拡散力は、企業にとって諸刃の剣です。不適切な従業員投稿、製品へのクレーム、誤った情報の拡散など、たった一つのネガティブな投稿がきっかけで「炎上」が発生し、数時間のうちに企業全体のブランドイメージを大きく損なうケースが後を絶ちません。一度炎上が発生すると、売上の急落、顧客離れ、株価の下落、採用活動への悪影響など、事業の根幹を揺るがす深刻なダメージにつながる可能性があります。こうしたレピュテーションリスクを回避・最小化するために、炎上の兆候をいち早く察知するSNS監視が不可欠です。

マーケティング活動における顧客インサイトの重要性

SNSは、顧客の「本音」が溢れる巨大な情報源です。企業が実施するアンケート調査などでは得られにくい、フィルターのかかっていないリアルで率直な意見(インサイト)が、日々無数に投稿されています。これらは、ユーザー自身が生成したコンテンツ(UGC: User Generated Content)とも呼ばれます。SNS上に溢れる顧客のリアルな声は、新たな商品開発のヒントや既存サービスの改善点、効果的なプロモーション戦略の立案など、新たなビジネスチャンスの源泉となり得ます。顧客理解を深め、市場での競争優位性を確立するために、SNS監視を通じたインサイトの収集・分析が極めて重要です。

SNS監視で実現できること

SNS監視を適切に実施することで、企業はリスク管理からマーケティングまで、幅広い領域で具体的な成果を得ることができます。主な目的と、それによって実現できることを以下に整理します。

目的カテゴリ具体的に実現できることの例
リスク管理・炎上対策ネガティブな投稿や誤情報の早期発見、炎上の火種の検知、情報漏洩につながる投稿の監視、風評被害の状況把握と分析
マーケティング・評判分析自社・競合の評判(ポジネビ分析)の可視化、顧客インサイトの収集、新商品・サービスの反響調査、UGCの収集とマーケティング活用
キャンペーン効果測定キャンペーンに関する言及数の推移把握、口コミの内容分析(ポジティブ/ネガティブ)、インフルエンサー施策の効果測定、費用対効果(ROI)の評価

リスクの早期発見と迅速な対応

SNS監視の最大のメリットの一つが、炎上の火種となり得るネガティブな投稿や、企業に関する誤情報・デマをリアルタイムで検知できることです。SNS炎上は時間との勝負であり、問題の早期発見が、謝罪や情報訂正といった迅速な初期対応を可能にし、被害を最小限に食い止める鍵となります。問題が大きくなる前に対応することで、ブランドイメージの毀損を防ぎ、顧客からの信頼を維持することにつながります。

自社や競合の評判分析

自社の商品やサービス、ブランドがSNS上で「どのように語られているか」を客観的に把握できます。言及数の増減だけでなく、投稿内容がポジティブなのかネガティブなのかを分析(ポジネガ分析)することで、顧客満足度の定点観測やブランドイメージの現状把握が可能です。また、同様に競合他社の評判やキャンペーン施策への反応を分析することで、自社の強み・弱みを相対的に評価し、次なるマーケティング戦略の立案に役立てることができます。

キャンペーン効果の測定

テレビCMやWeb広告、インフルエンサー施策など、実施したキャンペーンに対するユーザーの反応を多角的に測定できます。単に「いいね」やリポストの数を見るだけでなく、「キャンペーンのどこが響いたのか」「どのような文脈で話題になっているのか」といった口コミの質的な分析が可能です。これにより、キャンペーンの成否をより正確に判断し、次回以降の施策改善や投資対効果(ROI)の最大化につなげることができます。

SNS監視ツールの選び方 5つの重要ポイント

SNS監視ツールの選び方 5つの重要ポイント 1. 導入目的 リスク管理か? マーケティングか? 2. 監視媒体 X・Insta・掲示板 ターゲット層の確認 3. 分析機能 ポジネガ・属性分析 キーワード分析 4. 通知・レポート リアルタイム通知 見やすいレポート ¥ 5. 料金・サポート 費用対効果 運用支援体制

SNS監視ツールは、多種多様な製品が存在し、それぞれ機能や料金が異なります。自社に最適なツールを選ぶためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。ここでは、ツール選定で失敗しないための5つの重要ポイントを詳しく解説します。

ポイント1 導入目的を明確にする

SNS監視ツール選びで最も重要なのが、「何のためにツールを導入するのか」という目的を明確にすることです。目的が曖昧なままツールを導入してしまうと、宝の持ち腐れになったり、不要な機能にコストを払い続けたりする事態に陥りかねません。まずは、自社の課題を洗い出し、ツール導入によって何を解決したいのかを具体的にしましょう。

SNS監視の目的は、大きく以下の2つに大別されます。

  • リスク管理・炎上対策:ネガティブな評判の早期発見、情報漏洩や誹謗中傷への迅速な対応など、企業のブランドイメージや信頼を守ることが主目的です。この場合、リアルタイムでの通知機能や、危険な投稿を自動で検知するアラート機能が重要になります。
  • マーケティング活用:顧客の生の声(UGC)を収集して商品開発に活かしたり、キャンペーンの効果を測定したり、競合他社の評判を分析したりすることが主目的です。この場合は、投稿の傾向を分析する機能や、分かりやすいレポートを作成する機能が求められます。

もちろん、両方の目的を1つのツールで実現することも可能です。自社がどちらの目的をより重視するのか、優先順位をつけることが、最適なツール選びの第一歩となります。

ポイント2 監視対象のSNS媒体を確認する

ツールによって監視できるSNS媒体は異なります。自社のターゲット顧客が多く利用する媒体や、マーケティング活動の主戦場としている媒体をカバーしているか、必ず確認しましょう。特に、X (旧Twitter)やInstagramといった主要SNSだけでなく、匿名性の高い掲示板サイトまで監視範囲に含めたい場合は、対応しているツールが限られてきます。

自社の評判や商品に関する投稿がどの媒体で多く行われているかを事前に調査し、必要な監視範囲を定義することが重要です。

SNS媒体主な特徴と監視のポイント
X (旧Twitter)リアルタイム性と拡散力に優れ、炎上の起点となりやすい最重要媒体。リツイートや引用リツイートを含めた網羅的な監視が不可欠です。
Instagram画像・動画が中心で、ブランドイメージに直結する投稿(UGC)が豊富です。ハッシュタグ投稿やストーリーズ、リールズの監視が重要になります。
Facebook実名登録制のため比較的信頼性の高い意見が見られます。企業ページへのコメントやレビューは、顧客満足度を測る上で重要な指標です。
TikTok若年層を中心に利用者が急増しており、新たなトレンドの発信源となっています。動画コンテンツ内での言及や、関連ハッシュタグの動向監視が求められます。
YouTube動画コンテンツのコメント欄は、ユーザー同士の議論が活発に行われる場です。自社チャンネルだけでなく、第三者が投稿した関連動画のコメントも監視対象となります。
ブログ・掲示板サイト匿名性が高く、より踏み込んだ意見や批判的な投稿がなされやすい傾向があります。5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)などの掲示板は、専門ツールでないと監視が難しい場合があります。

ポイント3 必要な分析機能が揃っているか

SNS監視ツールは、単に投稿を収集するだけではありません。収集した膨大なデータの中から、ビジネスに役立つ知見(インサイト)を引き出すための分析機能が重要です。自社の目的に合わせて、どのような分析が必要かを検討しましょう。

  • キーワード分析:指定したキーワード(自社名、商品名、サービス名など)を含む投稿を収集・分析する最も基本的な機能です。
  • ポジネガ分析(感情分析):AIが投稿内容の文脈を読み取り、「ポジティブ」「ネガティブ」「ニュートラル」に自動で分類する機能です。自社や商品の評判を直感的に把握するために欠かせません。
  • 属性分析:投稿者の性別、年齢、居住地といったプロフィール情報を分析する機能です。どのような層が自社に関心を持っているのかを把握し、マーケティング戦略に活かせます。
  • 共起語分析:特定のキーワードと同時に使われている単語を分析します。例えば「商品A」というキーワードと一緒に「使いやすい」「デザイン」といった言葉が使われていれば、それが消費者の関心事であると分かります。
  • 時系列分析:投稿数の増減を時系列のグラフで可視化します。キャンペーン開始後の反響の大きさや、炎上発生時の投稿数の推移などを把握するのに役立ちます。

これらの分析機能を活用することで、収集したデータを「見える化」し、具体的な改善アクションや新たな施策へと繋げることが可能になります。

ポイント4 通知機能やレポート機能の使いやすさ

日々の運用において、担当者の業務効率を大きく左右するのが通知機能とレポート機能です。高機能であっても、設定が複雑だったり、レポートが見にくかったりすると、ツールの活用は進みません。

通知機能

リスク管理を目的とする場合、炎上の火種となりうる投稿をいかに早く検知できるかが鍵となります。そのため、緊急性の高い情報を即座に受け取れる通知機能は必須です。

  • 特定のキーワード(例:「異物混入」「情報漏洩」)を含む投稿があった場合に、リアルタイムで通知されるか
  • ネガティブな投稿が短時間で急増した際に、アラートを発する閾値(しきいち)を設定できるか
  • 通知方法がメールだけでなく、SlackやChatworkといったビジネスチャットツールに対応しているか

「いざ」という時に迅速な初動対応を可能にするためにも、自社の運用体制に合った通知機能が備わっているかを確認しましょう。

レポート機能

監視・分析した結果は、定期的に経営層や関連部署へ報告する必要があります。その際に役立つのがレポート機能です。

  • 日次・週次・月次などの定型レポートを自動で作成・出力できるか
  • グラフや図が豊富で、専門知識がない人でも直感的に状況を理解できるか
  • 目的に応じて表示項目をカスタマイズできるか

誰が見ても分かりやすく、簡単に共有できるレポートが作成できるかは、ツール活用の成果を組織全体に浸透させる上で非常に重要なポイントです。

ポイント5 料金体系とサポート体制を比較する

SNS監視ツールは継続的に利用するものであるため、コストとサポート体制は切っても切れない関係にあります。予算内で無理なく運用できるか、そして困った時に頼れるパートナーとなるかを見極めましょう。

料金体系

料金体系はツールによって大きく異なります。一般的には、監視するキーワード数や取得する投稿件数、利用するアカウント数などによって変動します。自社の利用規模を想定し、複数のツールの見積もりを比較検討することが大切です。詳しくは後の章で解説しますが、主に月額固定制と従量課金制があります。

また、本格導入前に、実際の管理画面の操作感や機能の精度を確認できる無料トライアルが提供されているかは、必ずチェックすべき項目です。実際に触ってみることで、自社に合うツールかどうかを具体的に判断できます。

サポート体制

ツールの導入でつまずいたり、効果的な分析方法が分からなかったりした際に、充実したサポートが受けられるかは非常に重要です。特に初めてツールを導入する企業にとっては、運用を軌道に乗せるための手厚い支援が不可欠です。

  • 導入時の初期設定を代行してくれるか
  • 電話やメール、チャットなど、問い合わせ手段は充実しているか
  • 専任の担当者がつき、定期的なフォローアップや活用提案をしてくれるか
  • 分析レポートの読み解き方や、SNSマーケティングに関するコンサルティングを受けられるか

単なる「ツールの提供元」としてだけでなく、SNS活用のパートナーとして伴走してくれるサポート体制が整っているかという視点で選ぶことをおすすめします。

【目的別】SNS監視ツールおすすめ12選を徹底比較

SNS監視ツールの導入を検討する際、最も重要なのは「何のために使うのか」という目的を明確にすることです。目的が異なれば、選ぶべきツールの機能や特性も大きく変わってきます。ここでは、企業におけるSNS監視の主要な目的である「炎上対策・リスク管理」と「マーケティング・効果測定」の2つに分け、それぞれに強みを持つおすすめのツールを合計12製品、厳選してご紹介します。各ツールの特徴や料金、対応SNSを比較し、自社の課題解決に最も適したツールを見つけましょう。

炎上対策・リスク管理に強いSNS監視ツール6選

企業のブランドイメージや信頼を揺るがすSNS上の炎上やネガティブな投稿をいち早く察知し、迅速な対応を可能にするためのツールです。24時間体制の自動監視やAIによるリスク投稿の検知、緊急アラート機能など、企業の「守り」の広報・PR活動を強力にサポートする機能が充実しています。

1. e-mining(イーマイニング)

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が提供する、国内導入実績トップクラスのソーシャルリスニングツールです。長年の実績で培ったノウハウと高精度な分析技術が強み。AIによる投稿の自動判定と専門アナリストによる目視確認を組み合わせることで、見逃しが少なく精度の高いリスク検知を実現します。重大リスク発見時の緊急連絡サービスもあり、危機管理体制の構築に欠かせないツールです。

項目内容
料金要問い合わせ(初期費用+月額費用)
主な監視対象X (旧Twitter)、Instagram、Facebook、ブログ、掲示板サイトなど
特徴的な機能AIと専門アナリストによるWチェック、リスク投稿の緊急アラート、24時間365日の監視体制(オプション)
無料トライアル要問い合わせ

2. BuzzFinder(バズファインダー)

株式会社NTTデータが提供する、リスク投稿の早期発見に特化したツールです。最大の特徴は、24時間365日体制の有人監視サービスをオプションで提供している点です。システムによる自動監視だけでは不安な場合や、休日・夜間など担当者が対応できない時間帯のリスクにも万全の備えができます。絶対に見逃せないクリティカルな情報を扱う企業や、迅速な初動対応が求められる広報・お客様相談室部門に最適です。

項目内容
料金要問い合わせ(初期費用+月額費用)
主な監視対象X (旧Twitter)、掲示板サイトなど
特徴的な機能24時間365日の有人監視(オプション)、リアルタイムでのアラート通知、分かりやすい管理画面
無料トライアルあり

3. Social Insight(ソーシャルインサイト)

株式会社ユーザーローカルが提供する、多機能なSNS分析ツールです。リスク管理機能も非常に強力で、指定したキーワードを含むネガティブな投稿を自動で検知し、アラートで通知します。特に投稿内容のポジティブ・ネガティブ判定の精度に定評があり、炎上の火種となりうる投稿を効率的に発見できます。リスク監視だけでなく、後述するマーケティング分析も1つのツールで完結できるため、コストパフォーマンスに優れています。

項目内容
料金月額50,000円~
主な監視対象X (旧Twitter)、Instagram、Facebook、YouTube、LINE、TikTok、ブログ、掲示板サイトなど多数
特徴的な機能高精度なポジネガ判定、キーワード監視とアラート機能、SNSアカウント分析、競合比較
無料トライアルあり

4. Tofu Analytics(トーフアナリティクス)

Meltwater Japan株式会社が提供する、グローバル基準のメディアインテリジェンスツールです。SNSはもちろん、国内外のオンラインニュース、ブログ、レビューサイトなど、幅広いメディアを監視対象としています。15以上の言語に対応し、海外でのブランド評判やリスクを監視したいグローバル企業に最適です。AIを活用した高度な分析機能で、膨大な情報の中から重要なインサイトを抽出します。

項目内容
料金要問い合わせ
主な監視対象X (旧Twitter)、Facebook、Instagram、YouTube、国内外のニュースサイト、ブログ、レビューサイトなど
特徴的な機能グローバルなメディア監視、多言語対応、リアルタイムアラート、高度なレポーティング機能
無料トライアル要問い合わせ(デモあり)

5. NetBase(ネットベース)

Quid(旧NetBase Quid)が提供する、次世代AIを搭載した消費者・市場インテリジェンスプラットフォームです。業界特有の言葉や若者言葉、皮肉といった複雑なニュアンスも理解し、極めて高精度な感情分析(センチメント分析)を行います。表面的なキーワードのマッチングだけでなく、文脈を深く理解してリスクを判定するため、誤検知が少なく、本当に注意すべき投稿だけを効率的に把握できます。潜在的なリスクの兆候を捉えるのに長けています。

項目内容
料金要問い合わせ
主な監視対象X (旧Twitter)、Facebook、Instagram、YouTube、ブログ、ニュース、レビューサイトなど
特徴的な機能高精度な自然言語処理AIによる文脈理解・感情分析、画像分析、リアルタイムのトレンド発見
無料トライアル要問い合わせ(デモあり)

6. ELVA(エルバ)

株式会社コアコンセプト・テクノロジーが提供する、AIを活用したSNSリスク検知サービスです。リスク投稿の発見に機能を絞り込むことで、比較的リーズナブルな価格設定を実現しています。月額5万円からという低コストでAIによる24時間自動監視を導入できるため、これまでコスト面でツール導入をためらっていた中小企業や、まずはスモールスタートしたい企業におすすめです。シンプルな操作性も魅力の一つです。

項目内容
料金月額5万円~
主な監視対象X (旧Twitter)
特徴的な機能AIによるリスク投稿の自動検知・分類、メールでのアラート通知、シンプルなダッシュボード
無料トライアルあり

マーケティング・効果測定に強いSNS監視ツール6選

自社製品やサービスに関する消費者の口コミ(UGC)を収集・分析し、商品開発やマーケティング戦略に活かすためのツールです。キャンペーンの効果測定、競合他社の動向調査、顧客インサイトの発見など、データに基づいた「攻め」のマーケティング活動を支援します。分かりやすいレポート機能や多様な分析軸が特徴です。

7. Boom Research(ブームリサーチ)

株式会社トライバルメディアハウスが提供するソーシャルリスニングツールで、マーケティングリサーチ用途に強みを持ちます。国内最大級のクチコミデータ量を保有しており、消費者のリアルな本音(インサイト)を深く掘り下げることが可能です。特定のキーワードについて、どのような文脈で、誰が、いつ、どこで話題にしているかを詳細に分析できます。新商品のコンセプト策定や既存サービスの改善点発見に役立ちます。

項目内容
料金要問い合わせ
主な監視対象X (旧Twitter)、ブログ
特徴的な機能国内最大級の口コミデータ、属性(性別・年代)推定分析、時系列での話題量推移分析
無料トライアル要問い合わせ

8. 見える化エンジン

株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する、テキストマイニング技術を核としたツールです。SNS上の口コミだけでなく、アンケートの自由回答やコールセンターのログなど、社内外の様々なテキストデータを統合して分析できます。顧客の声を多角的に分析し、不満や要望、賞賛の声を可視化することで、具体的な改善アクションへと繋げます。顧客体験(CX)の向上を目指す企業に最適なツールです。

項目内容
料金要問い合わせ
主な監視対象X (旧Twitter)、各種SNS、ブログ、ニュースサイト、アンケートデータ、コールログなど
特徴的な機能高度なテキストマイニング、多角的な分析(感情分析、評判分析など)、社内データとの連携
無料トライアルあり

9. Sprinklr(スプリンクラー)

Sprinklr Japan株式会社が提供する、統合型CXM(顧客体験管理)プラットフォームです。ソーシャルリスニング機能はその一部であり、マーケティング、広告、カスタマーサービスなど、あらゆる顧客接点を一つのプラットフォームで管理できるのが最大の特徴です。収集した顧客の声を即座に各担当部門へ連携し、シームレスな顧客対応を実現します。大企業や、部署間の連携を強化して顧客中心の経営を目指す企業に向いています。

項目内容
料金要問い合わせ
主な監視対象X (旧Twitter)、Facebook、Instagramなど25以上のSNSチャネル、ブログ、ニュース、レビューサイトなど
特徴的な機能リスニングからエンゲージメントまでの一元管理、AIによるインサイト抽出、高度なレポーティング
無料トライアル要問い合わせ(デモあり)

10. Hootsuite(フートスイート)

世界で1,800万人以上のユーザーに利用されている、代表的なSNS管理ツールです。複数のSNSアカウントへの予約投稿や一括管理機能が有名ですが、ソーシャルリスニング機能も充実しています。キーワードやハッシュタグ、競合アカウントなどを設定し、関連する投稿をリアルタイムで監視できます。特に海外での知名度が高く、グローバルにSNSマーケティングを展開する企業にとって、運用と監視を効率化する上で強力なパートナーとなります。

項目内容
料金月額プランあり($99~)
主な監視対象X (旧Twitter)、Facebook、Instagram、YouTube、LinkedIn、Pinterestなど
特徴的な機能複数SNSアカウントの投稿管理・予約、キーワード・メンションのモニタリング、分析レポート
無料トライアルあり(30日間)

11. comnico Marketing Suite(コムニコ マーケティングスイート)

SNSマーケティング支援で豊富な実績を持つ株式会社コムニコが提供する、SNSアカウント運用・分析ツールです。自社アカウントの投稿管理や効果測定はもちろん、競合アカウントのフォロワー推移やエンゲージメント率を詳細に分析できます。SNSキャンペーンの効果測定や競合比較が直感的に行えるよう設計されており、日々のSNS運用を担当するマーケターにとって使いやすい機能が揃っています。

項目内容
料金要問い合わせ
主な監視対象X (旧Twitter)、Facebook、Instagram
特徴的な機能投稿予約・プレビュー機能、詳細な自社・競合アカウント分析、キャンペーン効果測定レポート
無料トライアルあり

12. TETORI(テトリ)

株式会社ROBOT PAYMENTが提供する、UGC(ユーザー生成コンテンツ)活用に特化したマーケティングツールです。特にInstagramに強く、自社の商品やブランドに関するユーザー投稿を自動で収集・分析し、ECサイトやWebサイトに掲載する許諾申請までをワンストップで行えます。消費者のリアルな口コミをマーケティングコンテンツとして活用し、サイトのコンバージョン率や売上向上を目指すEC事業者には特におすすめのツールです。

項目内容
料金要問い合わせ
主な監視対象Instagram、X (旧Twitter)
特徴的な機能UGCの自動収集・分析、投稿者への利用許諾申請機能、ECサイトへのコンテンツ掲載機能
無料トライアル要問い合わせ

SNS監視ツールの料金相場と費用体系

SNS監視ツールの料金体系と選び方マップ 1. 料金プランの種類 月額固定プラン コスト一定・安定 従量課金プラン 使った分だけ 選び方のポイント: ・継続的な監視・予算確定したい → 月額固定 ・キャンペーンのみ・小規模開始 → 従量課金 2. 無料 vs 有料の機能差 無料 機能限定 有料 全SNS網羅 分析・アラート ⚠️ ビジネス利用の注意点 炎上対策やブランド保護を目的とする場合、 信頼性と機能面で有料ツールの導入が必須です。 3. 有料ツールの月額相場(目安) 3万 〜 10万円 ライトプラン 特定SNSのみ・機能絞り込み 10万 〜 30万円 スタンダード 複数SNS横断・分析機能 アラート通知 30万円 〜 エンタープライズ 全機能・高度分析 コンサルサポート カスタムレポート ※料金は機能、キーワード数、データ量により変動します

SNS監視ツールの導入を検討する上で、最も気になるのが費用面ではないでしょうか。ツールの料金は、監視対象のSNS、キーワード数、分析機能の豊富さなど、様々な要因によって大きく変動します。ここでは、自社の目的と予算に合ったツールを選ぶために、料金の全体像と主な費用体系について詳しく解説します。

月額固定プランと従量課金プランの違い

SNS監視ツールの料金プランは、主に「月額固定プラン」と「従量課金プラン」の2種類に大別されます。それぞれの特徴を理解し、自社の運用スタイルに合ったプランを選ぶことがコストを最適化する鍵となります。

月額固定プランは、毎月決まった料金で定められた機能やデータ量を利用できるため、予算管理がしやすいのが最大のメリットです。一方、従量課金プランは利用した分だけ支払うため、スモールスタートや特定のキャンペーン期間のみ利用したい場合に適しています。継続的かつ安定した監視を行いたい場合は月額固定、利用頻度に波がある場合は従量課金が向いていると言えるでしょう。

プラン種類特徴メリットデメリット向いている企業
月額固定プラン毎月定額の料金で、契約範囲内の機能を利用できる。・毎月のコストが一定で予算管理がしやすい。
・利用量を気にせず安定した監視が可能。
・利用量が少ない月でも料金は変わらない。
・上限を超えると追加料金が発生する場合がある。
・継続的にSNS監視を行う企業
・年間の予算を確定させたい企業
従量課金プランキーワード数やデータ取得量など、利用実績に応じて料金が変動する。・利用量が少ない月はコストを抑えられる。
・スモールスタートしやすい。
・利用量が増えると料金が高額になる可能性がある。
・予算の見通しが立てにくい。
・特定のキャンペーン期間だけ利用したい企業
・まずは小規模に試してみたい企業

料金相場としては、基本的な機能に絞った月額固定プランで月額3万円~10万円程度、標準的な機能を持つプランで月額10万円~30万円程度が目安です。多機能なエンタープライズ向けのプランでは、月額30万円以上になることも珍しくなく、多くは個別見積もりとなります。

無料ツールと有料ツールの機能差

「まずはコストをかけずに始めたい」という考えから、無料ツールの利用を検討する方もいるかもしれません。しかし、企業の公式な活動としてSNS監視を行う場合、無料ツールと有料ツールには機能や信頼性の面で大きな隔たりがあることを理解しておく必要があります。

無料ツールは、特定のSNS内でのキーワード検索など、ごく限定的な用途でしか利用できません。一方、有料ツールは複数のSNSを横断的に監視できるだけでなく、炎上の火種を早期に発見するためのアラート機能や、マーケティング戦略に活かすための高度な分析機能を備えています。企業のブランドイメージを守るリスク管理や、データに基づいた本格的なマーケティング施策のためには、信頼性と機能性に優れた有料ツールの導入が不可欠です。

比較項目無料ツール有料ツール
監視対象X(旧Twitter)など一部SNSに限定X、Instagram、Facebook、ブログ、掲示板など複数媒体を網羅
データ遡及期間数日〜数週間程度と短い数年単位での長期的なデータ保存・分析が可能
分析機能単純なキーワード検索のみネガポジ判定、感情分析、属性分析、関連語分析など高度な分析が可能
通知機能なし、または簡易的リアルタイムでのアラート通知(メール、Slack連携など)が可能
レポート機能なし定型・カスタムレポートの自動作成、共有機能
サポート体制なし専任担当者による導入・運用コンサルティングなどの手厚いサポート
商用利用不可の場合が多い可能

このように、無料ツールはあくまで個人がおおまかなトレンドを把握するためのものと割り切り、ビジネスで成果を出すためには、初期投資を惜しまず有料ツールを検討することが成功への近道となります。

ツール導入以外のSNS監視方法

SNS監視方法の比較:コスト・精度・負担 自社での手動監視 💰 費用コスト 低い (人件費のみ) 🎯 監視精度・24H対応 低い / 対応不可 見落としが多く、夜間・休日の対応が困難 😓 社内担当者の負担 非常に大きい 精神的ストレス大。属人化しやすい。 おすすめのケース 小規模・開始直後 SNS監視ツール 💰 費用コスト 中 (月額数万〜) 🎯 監視精度・24H対応 高い / 自動通知 設定次第で精度向上。検知は24時間可能。 😓 社内担当者の負担 中程度 ツールの運用・分析作業は自社で行う必要がある。 おすすめのケース 効率化・中規模以上 専門会社代行 💰 費用コスト 高い (月額数十万〜) 🎯 監視精度・24H対応 非常に高い / 有人 プロが文脈まで判断。緊急時の初動が早い。 😓 社内担当者の負担 最小限 運用を丸投げ可能。精神的負担もない。 おすすめのケース リスク重視・リソース不足 ※シエンプレ等の専門会社は、有人監視とツールを組み合わせた高度な対応が可能

SNS監視ツールは非常に強力ですが、企業の規模や目的、かけられる予算によっては、他の選択肢が適している場合もあります。ここでは、ツール導入以外のSNS監視方法として「専門会社への代行依頼」と「自社での手動監視」について、それぞれの特徴と注意点を詳しく解説します。

専門会社によるSNS監視代行サービスも検討

SNS監視代行サービスとは、その名の通り、SNS上の情報収集や分析、報告を専門の会社に委託するサービスです。ツールが「道具」であるのに対し、代行サービスは監視業務そのものを専門家チームが「運用」してくれる点が最大の違いです。社内に専任の担当者を置くリソースがない場合や、より高度なリスク管理を求める企業にとって有力な選択肢となります。

代行サービスの主なメリットは、専門知識を持つプロが24時間365日体制で監視を行うため、リスクの早期発見精度が格段に高まる点です。炎上につながる可能性のある投稿を迅速に検知し、客観的な視点からリスクレベルを判断。緊急時には即時報告してくれるため、対応の初動が早まります。また、定期的なレポートでは、単なるデータだけでなく、専門家による分析や考察、今後の対策に関するコンサルティングが含まれることも多く、マーケティング戦略にも活かせます。

一方で、デメリットとしては、ツールを自社で運用するよりも月額費用が高くなる傾向にある点が挙げられます。しかし、専任担当者の人件費や教育コスト、万が一炎上が発生した際の損害額を考慮すると、結果的にコストパフォーマンスが高いケースも少なくありません。

実績豊富な「シエンプレ」の強み

数ある監視代行サービスの中でも、多くの企業から支持されているのが「シエンプレ」です。同社の強みは、長年の実績に裏打ちされた高度な監視体制とコンサルティング能力にあります。

シエンプレでは、独自のシステムと経験豊富な専門スタッフによる24時間365日の有人監視を組み合わせることで、機械的なキーワード検索だけでは見つけにくい、文脈やニュアンスを含んだリスク投稿の検知を可能にしています。業界ごとに異なるリスクを熟知しており、企業ごとの状況に合わせた最適な監視設計を提案してくれます。

また、万が一炎上やトラブルが発生した際には、単に報告するだけでなく、その後の対応策や鎮静化に向けた具体的なコンサルティングまで一気通貫でサポートしてくれる点も大きな強みです。リスクを未然に防ぐ「守り」と、ブランド価値を高める「攻め」の両面から企業を支える、信頼性の高いパートナーと言えるでしょう。

自社でSNS監視を行う場合の注意点

ツールや代行サービスを利用せず、自社の担当者が手動でSNSを監視する方法もあります。主に、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSの検索機能を使い、企業名、商品名、関連キーワードなどで定期的に「エゴサーチ」を行うのが一般的です。

この方法の最大のメリットは、費用をかけずにすぐに始められる点です。しかし、本格的なリスク管理やマーケティング活用を目的とする場合には、多くの課題と注意点が存在します。

比較項目監視代行サービスSNS監視ツール自社での手動監視
コスト高(月額数十万〜)中(月額数万〜)低(人件費のみ)
専門性・精度非常に高い高い(設定次第)低い(属人化しやすい)
即時性(24時間対応)◎ 可能◯ 可能(自動通知)× 困難
監視範囲広い(掲示板等も含む)広い(対応媒体による)限定的
社内負荷低い中(運用・分析が必要)非常に高い

自社で手動監視を行う際の主な注意点は以下の通りです。

  • 見落としのリスク:SNS上の投稿は膨大であり、人力ですべてをチェックすることは不可能です。特に、検索に引っかかりにくい隠語や略称、画像内の文字などによる誹謗中傷は見落とす可能性が非常に高くなります。
  • リソースの圧迫:担当者が他の業務と兼務する場合、監視業務に割ける時間は限られます。24時間365日のリアルタイム監視は現実的ではなく、夜間や休日に発生したトラブルへの対応が遅れる危険性があります。
  • 判断基準の属人化:発見した投稿がどの程度のリスクを持つのか、エスカレーションすべきか否かの判断が、担当者の経験や感覚に依存してしまいます。基準が曖昧なため、対応に一貫性がなくなりがちです。
  • 担当者の精神的負担:ネガティブな投稿や誹謗中傷を日常的に目にすることは、担当者にとって大きな精神的ストレスとなります。長期的な運用は、従業員のメンタルヘルスに影響を及ぼす可能性も考慮しなければなりません。

これらの点から、自社での手動監視は、事業規模が小さく、SNSでの言及数がまだ少ない段階での簡易的な評判チェックに留めておくのが賢明と言えるでしょう。

まとめ

本記事では、SNS監視の重要性からツールの選び方、おすすめのツールまで網羅的に解説しました。SNSの普及により、企業の炎上リスクはかつてなく高まっています。一方で、SNSは顧客のリアルな声を収集し、マーケティングに活かすための貴重な情報源でもあります。こうした攻守両面から、現代の企業活動においてSNS監視は不可欠と言えるでしょう。

SNS監視ツールを選ぶ際は、まず「リスク管理」か「マーケティング活用」か、自社の導入目的を明確にすることが最も重要です。その上で、監視したいSNS媒体、必要な機能、料金体系を比較検討しましょう。ツール導入が難しい場合は、「シエンプレ」のような専門会社による監視代行サービスや、限定的ながら自社での手動監視も選択肢となります。

この記事で紹介した選び方のポイントや目的別のおすすめツールを参考に、自社の課題解決に最適なSNS監視の方法を見つけ、事業成長へと繋げてください。

【PR】関連サイト

シエンプレ

詳細情報

〒107-0052 東京都港区赤坂4丁目2−19 8F

URL:https://www.siemple.co.jp/

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次